各種コンポーネントの基本となるコンポーネントは下記の5つになります。
プロパティやメソッド、イベントは上位のコンポーネントから引き継ぐため、基本となるコンポーネントのそれらを、一通り目を通すことをお勧めします。
TComponent(コンポーネントの基本クラス)
TControl(コントロールの基本クラス)
TCustomControl(カスタムコントロールの基本クラス)
TWinControl(Windowsコントロールの基本クラス)
TForm(フォーム)
◆TComponent(コンポーネントの基本クラス)
[プロパティ]
ComponentCount : コンポーネントが所有しているコンポーネントの数を表す
ComponentIndex : オーナーのコンポーネントの配列におけるそのコンポーネントの位置を示します
Components : そのコンポーネントが所有している全てのコンポーネントのリストを表す
ComponentState : コンポーネントの現在の状態(設計時、実行時など)を表します。
ComponentStyle : コンポーネントの動作(下位フォームはコンポーネントを継承できるなど)を表します。
DesignInfo : フォームデザイナで使う情報を表します。(内部用です)
Name : コンポーンネントの名前を表します。
Owner : コンポーネントの所有者であるコンポーネントを表します。
Tag : そのコンポーネントの情報の一部として値を表すプロパティです。コンポーネントの固有の値を持たせることができます。
[メソッド]
Create : コンポーネントを作成して初期化するコンストラクタです。
DestroyComponents : コンポーネントが所有するコンポーネントを順に廃棄します。
Destroying : コンポーネントと所有コンポネントを廃棄します。
ExecuteAction : コンポーネントをターゲットとした指定のアクションを実行します。
FindComponent : 所有コンポーネントからコンポーネントを検索します。
FreeNotification : 廃棄されるされることをコンポーネントに通知します。
GetNamePath : オブジェクトインスペクタに表示されるコンポーネントの名前を返します。
GetParentComponent: 親コンポーネントを返します。
HasParent : コンポーネントが親を持つか返します。
InsertComponent : 指定されたコンポーネントをコンポーネント配列の最後に追加します。
IsImplementorOf : 指定されたインターフェースをコンポーネントが実装しているか返します。
ReferenceInterface: 指定したインターフェースを持つオブジェクトが廃棄されたときに、通知リンクを確立するか削除します。
RemoveComponent : 指定したコンポーネントを、コンポーネント配列から削除します。
RemoveFreeNotification : 廃棄されることを通知されるオブジェクトのリストから削除します。
SetParentComponent: TComponentでは何もしません。下位クラスでオーバーライドします。
SetSubComponent : コンポーネントが下位コンポーネントであるかを設定します。
UpdateAction : コンポーネントの現在の状態をアクションコンポーネントに反映します。
◆TControl(コントロールの基本クラス)
[プロパティ]
Action : コントロールに関連付けられているアクションを表すTBasicAction型のプロパティです。
Align : コンテナの中でコントロールを揃える方法を表します。
Anchors : 親コントロールに対する相対的な位置を表します。
AutoSize : コントロールのサイズがコントロールの中身に合わせて自動的に変更されるかどうか表します。
BoundsRect : コントロールの外接長方形を表すTRect型のプロパティです。(単位はピクセル)
Caption : ユーザーがコントロールを識別できるようにするためのテキスト文字列を表します。
ClientHeight : クライント領域の高さ(ピクセル単位)
ClientOrigin : クライアント領域の左上隅の画面座標(ピクセル単位)
ClientRect : クライアント領域のサイズ(ピクセル単位)
ClientWidth : コントロールのクライアント領域の水平方向のサイズ(ピクセル単位)
Color : コントロールの背景色を表す
Constraints : コントロールのサイズの制約値
ControlState : 実行時のコントロールの現在の状態(マウスのボタンが押された状態など)を示します。
ControlStyle : コントロールのスタイルの属性(ドラッグイメージを表示するなど)を示します。
Cursor : コントロール上にマウスがある時のマウスの形状を表します。
DockOrientation : ドッキングの仕方(右から左に並べられる)を表します。
DragCursor : ドラッグされている時のマウスの形状を表します。
DragKind : ドラッグされるときの状態(ドラッグアンドドロップ操作用にドラッグされるなど)を表します。
DragMode : ドラッグ操作を開始する方法(自動かマニュアルか)を表します
Enabled : マウス、キーボード、タイマーの各イベントに応答するかを表します。
Floating : フローティングウィンドウかどうか表します。
FloatingDocSiteClass : フローティングウインドウ状態のときにコントロールを収容するコントロールのクラスを示します。
Font : 表示するテキストのフォントを表します。
Height : コントロールの縦方向のサイズを表します(ピクセル単位)
HelpContext : 状況感知型のヘルプのトピックIDを示します。
HelpKeyword : 状況感知型ヘルプのトピックのキーワードを表します。
HelpType : 状況感知型ヘルプトピックを識別する種類(文字列、コンテキストID)を表します。
Hint : ヒント文字を表します。
HostDockSite : ドッキング先となるコントロールを表します。
IsControl : フォームのプロパティを保存する方法(他のプロパティと同様に保存される/されない)を表します。
Left : コントロールの左上隅の水平方向の距離(ピクセル単位)
LRDockWidth : コントロールが水平方向にドッキングされたときの、コントロールの幅を表す。
MouseCapture : マウスイベントをキャプチャしたか表す。
Name : コントロールの名前を表す。
Parent : コントロールの親を示します。
ParentColor : 親コントロールと同じ色を使うか示します。
ParentFont : 親コントロールと同じフォントを使うか示します。
ParentShowHint : 親コントロート同じShowhintwo使うか表します。
PopupMenu : コントロールに関連付けられているポップアップメニューを表します。
ShowHint : ヘルプヒントを表示するか表します。
TBDockHeight : ドッキングされたときのコントロールの高さを表します。
Text : テキスト文字を表します。
Top : コントロールの左上隅の垂直方向の距離(ピクセル単位)を示します。
UnDockHeight : フローティングウインドウ状態のときのコントロールの高さを示します。
UndockWidth : フローティングウインドウ状態のときのコントロールの幅を示します。
Visible : コンポーネントを画面上に表示するを表します。
Width : コントロールの幅を表します。
WindowText : コントロールのテキスト文字を表します。
[メソッド]
BeginDrag : コントロールのドラッグを開始します。
BringToFront : コントロールを親コントロールの中のすべての他のコントロールの前に移動します。
ClientToParent : クライアント座標ポイントを親のAParentの座標系に変換します。
ClientToScreen : クライアント座標ポイントをグローバルな画面座標ポイントに変換します。
Create : TConttrolのインスタンスを作成して初期化するコンストラクタです。
DefaultHandler : デフォルトのメッセージ処理です。開発者はこのメソッドをオーバーライドしてメッセージ処理を変更できます。
Destory : インスタンスを廃棄するデストラクタです。このメソッドを直接呼び出さず、freeメソッドを使用します。
DragDrop : このメソッドをオーバーライドしてOnDragDropイベントハンドラが呼び出される前に実行するコードを追加できます。
Dragging : コントロールがドラッグ中かどうか示します。
EndDrag : 実行中のドラッグを停止します。Trueの場合、ドラッグ中のコントロールはドロップまたはドッキングされます。Falseの場合、ドラッグ操作は取り消されます。
GetControlsAlignment : テキストを配置する方法(左、中央、右揃え)を示します。
GetDragImages : ドラッグ操作中に表示するイメージが含まれる、イメージリストを返します。
GetParentComponent : 親コンポーネントを返します。
GetTextLen : テキストの長さ(文字単位)を返します。
HasParent : 親が存在するか返します。
Hide : コントロールを非表示にします。
InitiateAction : アクションリンクを介して間接的にアクションの更新メソッドを呼び出します。
Invalidate : 無効にします。その結果、完全に再描画されます。
ManualDock : ドッキングします。
ManualFloat : ドッキング解除します。
MouseWheelHandler : ウインドウコントロールがフォームに埋め込まれているかチェックします。埋め込まれていればMouseWheelHandlerメソッドを呼び出します。
Perform : Windowsのメッセージキューを迂回して、メッセージを送ります。
Refresh : 再描画します。
Repaint : イメージを強制的に再描画します。
ReplaceDockedControl : すでに別のコントロールがドッキングされているコントロールにドッキングします。
ScreenToClient : 画面座標をクライアント座標に変換します。
SendToBack : 他のすべてのコントロールの後ろに配置します。
SetBounds : コントロールの境界を設定します。
SetParentComponent : 親コンポーネントを設定します。
SetTextBuf : テキストを設定します。
Show : 可視にします。
UpDate : 表示を更新します。
[イベント]
OnCanResize : サイズが変更されようとしたときに発生します。
OnClick : クリックされたときに発生します。
OnConstrainedResize : 制約オブジェクトで、指定されたサイズにリサイズされようとしたときに発生します。
OnContextPopup : 右クリック、ポップアップメニューが呼ばれたときに発生します。
OnDblClick : ダブルクリックされたときに発生します。
OnDragDrop : ドラッグされたオブジェクトがドロップされたときに発生します。
OnDragOver : オブジェクトがドラッグされたときに発生します。
OnEndDock : オブジェクトのドッキングか、ドラッグの取り消しにより、ドラッグが終了したときに発生します。
OnEndDrag : オブジェクトのドロップか、ドラッグの取り消しにより、ドラッグが終了したときに発生します。
OnMouseActivate : 親フォームがアクティブでないときに、マウスがクリックされた場合に発生します。
OnMouseDown : マウスボタンが押されたときに発生します。
OnMouseMove : マウスポインタが移動されたときに発生します。
OnMouseUp : マウスボタンから指が離されたときに発生します。
OnMouseWheel : マウスホイールが開店した時に発生します。
OnMouseWheelDown : マウスホイールが下に回転した時に発生します。
OnMouseWheelUp : マウスホイールが上に回転した時に発生します。
OnResize : コントロールのサイズが変更された直後に発生します。
OnStartDock : DragKindプロパティがdkDockに設定されているコントロールで、ドラッグが開始されたときに発生します。
OnStartDrag : ドラッグを開始した時に発生します。
◆TCustomControl(カスタムコントロールの基本クラス)
[プロパティ]
Canvas : コントロールの描画面であるTCanvasオブジェクトを表します。
[メソッド]
Paint : カスタムコントロールのイメージを描画します。
◆TWinControl(Windowsコントロールの基本クラス)
[プロパティ]
AlignDisabled : 子コントロールの位置揃えが無効になっているか示します。
BevelEdges : べベル処理の位置(beLeft,beTop,beRight,beBottom)を示します。
BevelInner : 内部べベルの形状(bvNone、bkLowered〜)を示します。
BevelKind : べベルの種類を示します。
BevelOuter : 外部べベルの形状(bvNone、bkLowered〜)を示します。
BevelWidth : 内部べベルの外部べベルの幅を示します(ピクセル単位)
BorderWidth : 境界幅を示します。
Brush : ブラシの色、模様を示します。
ControlCount : 子コントロールの数を表します。
Controls : 子コントロールの配列
Ctl3D : コントオールが3次元であるかを示します。
DefWndProc : デフォルトウインドウプロシージャを表します。
DockClientCount : ドッキングされているコントロールの数を示します。
DockClients : ドッキングされているコントロールを示します。
DockManager : コントロールのドッキングマネージャインターフェースを示します
DockSite : ドラッグアンドドッグ操作のターゲットになるか同化を表します。
DoubleBuffered : イメージを描画するときにダブルバッファリングを使うかどうか示します。
Handle : コントロールのウインドウハンドルを表します。
ImeMode : IME(かな漢字変換)の動作を表します。
ImeName : IME(かな漢字変換)を表すTImsName型プロパティです。
ParentBackGround : 親のテーマ背景を使うかどうか表します。
ParentCtl3D : 親のCtl3Dプロパティを使うかどうか表します。下位互換の為に残っています。
ParentWindow : 親コントロールのウインドウハンドルを表します。
Showing : 画面上で表示中か表します。
TabOrder : タブ順序を表します。
TabStop : タブ移動出来るか表します。
UseDockManage : ドラッグアンドドッグ操作でドッキングマネージャを使うか表します。
VisibleDockClientCount : ドッキングされている可視のコントロールの数を表します。
WindowHandle : コントロールのウインドウハンドルを表します。
[メソッド]
Broadcast : すべての子コントロールにメッセージを送ります。
CanFocus : フォーカスを受け取ることができるか表します。
ContainsContorl : 指定したコントロールがコントロール内にあるか示します。
ControlAtPos : フォーム上の指定位置にある子コントロールを返します。
Create : クラスの新しいインスタンスを作成して初期化します。
CreateParented : 子コントロールとしてコントロールを作成して初期化します。
CreateParentedControl : 子コントロールとしてコントロールを作成して初期化します。C++から呼び出すことが可能。
DisableAlign : 再位置揃えを無効にします。
DockDrop : onDockDropイベントを生成します。参照カウントをインクリメントします。
EnableAlign : 参照カウントをデクリメントし、参照カウントがゼロになれば子コントロールを再位置揃えします。
FindChildControl : 指定された名前のコントロールを探して返します。
FlipChildren : 子コントロールの左右の位置を反転します。
Focused : 入力フォーカスがあるか示します。
GetTabOrderList : コントロールのリストをタブ順で取得します。
HandleAllocated : 画面オブジェクトハンドルが存在しているか示します。
HandleNeeded : 画面オブジェクトハンドルが存在しているかどうか表します。
InsertControl : 配列プロパティにコントロールを挿入します。
Invalidate : 描画を無効にして再描画するように要求します。
PaintTo : コントロールを描画します。
Realign : コントロールに子の再位置揃えを行わせます。
RemoveControl : コントロールの配列から削除します。
Repaint : コントロール全体を再描画します。
ResetIme : アプリケーション起動時にアクティブだったIMEに戻します。
ScaleBy : コントロールとその子をスケール変更します。
ScrollBy : コントロールの内容をスクロールします。
SetBounds : コントロールの境界を設定します。
SetFocus : コントロールにフォーカスを設定します。
Update : コントロールの表示を更新します。
UpdateControlState : コントロールの内部状態を変更する可能性がある表示変更が発生すると自動的に呼び出されます。
[イベント]
OnDockDrop : 別のコントロールがドッキングされたときに発生します。
OnDockOver : 別のコントロールがドラッグされると発生します。
OnEnter : コントロールが入力フォーカスを受け取ったときに発生します。
OnExit : 入力フォーカスが他のコントロールに移動いたときに発生します。
OnGetSiteInfo : onDockOverイベントの前に発生します。コントロールのドッキング情報を返します。
OnKeyDown : キーボードのキーが押されると発生します。
OnKeyPress : キーボードのキーが押されると発生します。
OnKeyUp : 押されたキーが離されたときに発生します。
OnUnDock : ドッキングを解除しようとすると発生します。
◆TForm(フォーム)
[プロパティ]
ActionLink : フォームに関連付けられているアクションリストを表します。
Active : フォームにフォーカスがあるか表します。
ActiveControl : フォーム上でフォーカスがあるコントロールを表します。
ActiveMDIChild : フォーカスがあるMDI子フォームを表します。
ActiveOleControl : フォーム上のOLEコントロールを表します。
Align : コントロールを揃える方法を表します。
AlignDisabled : 子コントロールの再位置揃えが無効になっているか表します。
AlphaBlend : 透過フォームであるか表します。
AlphaBlendValue : 透過の程度を表します。
Anchors : 親に対する配置の方法を表します。
AutoSize : サイズが中身に合わせて自動的に変更されるかどうか表します。
BevelEdges : べベル処理されるフォームの縁の状態を表します。
BevelInner : 内部べベルの状態を表します。
BevelKind : べベルスタイルを表します。
BevelOuter : 外部べベルの状態を表します。
BevelWidth : 内部べベルを外部べベルの幅を表します。
BorderIcons : タイトルバーに表示するアイコンを表します。
BorderStyle : フォーム境界の体裁と動作を表します。
BorderWidth : フォームの境界の幅を表します。
BoundsRect : 親ウインドウの座標系で表した、フォームの外接長方形を表すプロパティです。
Brush : フォームの背景を塗りつぶす色と模様を表すTBrush型のプロパティです。
Canvas : フォームの描画面であるTCanvasオブジェクトを表します。
ClientHeight : フォームのクライアント領域の高さをピクセル単にで表します。
ClientOrigin : フォームのクライアント領域の左上隅の画面座標をピクセル単位で表します。
ClientRect : フォームのクライアント領域のサイズをピクセル単位で表します。
ClientWidth : フォームのクライアント領域の幅をピクセル単位で表します。
ComponentCount : フォームが所有しているコンポーネントの数を表します。
ComponentIndex : オーナーのComponentsプロパティにおけるコンポーネントの位置を表します。
Components : フォームが所有している全てのコンポーネントのリストを表します。
ComponentState : コンポーネントの現在の状態(設計時、実行時など)を表します。
ComponentStyle : コンポーネントの動作を表します。
Constrains : フォームのサイズ制約を表します。
ControlCount : 子コントロールの数を表します。
Controls : 全てのコントロールの配列です。
Controlstate : 実行時のフォームの現在の状態を表します。
ControlStyle : フォームのスタイルの特性の属性を表します。
Cursor : マウスポインタのイメージを表すTCorsor型のプロパティです。
DefaultMonitor : マルチモニターで実行している時にフォームに関連付けらているデフォルトモニターの状態を表します。
DesignInfo : フォームデザイナーで使う情報を表します。
DesktopFont : テキストを表示するときにWindowsアイコンフォントを使うかどうかを表します。
DockOrientation : ドッキングされる状態を表します。
DragCursor : ドラッグされている時のマウスポインタのイメージを表すTCursor型のプロパティです。
DragKind : ドラッグされている時の状態を表します。
DragMode : コントロールがドラッグアンドドロップ操作またはドラッグアンドドック操作をどのように開始するかを決めます。
DragTarget : フォームがドラッグアンドドロップ操作のターゲットであるかどうかを論理値で指定します。
Enabled : コントロールがマウス,キーボード,タイマーのいずれかのイベントに応答するかどうかを制御します。
Floting : コントロールがフローティングウィンドウかどうかを示します。
FloatingDockSiteClass : コントロールがフローティングウィンドウ状態のときにコントロールを収容する一時的なコントロールのクラスを指定します。
FormState : フォームの状態遷移の情報を示します。
FormStyle : フォームのスタイルを指定します。
HelpContext : クライアントコントロールおよびメニュー項目のヘルプコンテキスト ID を示します。
HelpFile : フォームがヘルプを表示するのに使用するファイルの名前を指定します。
HelpKeyword : クライアントコントロールおよびメニュー項目のヘルプキーワードを示します。
HelpType : ヘルプの呼び出しに使用するクライアントコントロールおよびメニュー項目のメカニズムを示します。
Hint : マウスがコントロール上を移動するときに表示されるテキスト文字列を保持します。
HostDockSite : コントロールのドッキング先となるコントロールを指定します。
Icon : フォームを最小化したときに表示されるアイコンを示します。
IsControl : フォームがフォーム特有のプロパティをストリームに保存するかどうかを指定します。
KeyPreview : フォームがアクティブコントロールより前にキーボードイベントを受け取るかどうかを指定します。
LRDockWidth : コントロールが水平方向にドッキングされたときのコントロールの幅を指定します。
MDIChildCount : 開いている MDI 子フォームの数を示します。
MDIChildren : すべての MDI 子フォームへのインデックス付きアクセスを提供します。
Menu : フォームのメインメニューを指定します。
ModalResult : モード付きダイアログとして使用されているフォームの値を表します。
Monitor : フォームが表示されるモニタへのアクセスを提供します。
MouseCapture : コントロールがマウスイベントをキャプチャしたかどうかを示します。
Name : コードでコンポーネントを参照するときの名前を指定します。
ObjectMenuItem : OLE オブジェクトの選択に応答する OLE オブジェクトメニュー項目です。
OleFormObject : フォームに含まれるインプレース OLE オブジェクトの IOleForm インターフェースです。
Owner : コンポーネントをストリーム化および解放する権限を持つコンポーネントを示します。
Parent : コントロールの親を示します。
ParentColor : 親コンポーネントと同じ色を使うかどうか表します。
ParentShowHint : 親コンポーネントと同じShowHintプロパティを使うかどうか表します。
PixelsPerInch : フォームの1インチあたりのピクセル数を表します。この値を変更するときはScaledプロパティをTrueにします。
Position : フォームのサイズと配置を表します。
PrintScale : フォームの印刷時の比率を示します。
Scaled : フォームサイズを PixelsPerInch プロパティの値に基づいて変更するかどうかを決める論理値です。
ScreenSnap : フォームがスクリーンの縁にスナップするかどうかを指定します。
ShowHint : ユーザーがマウスポインタをコントロール上に短時間だけ置いたときに,そのコントロールのヘルプヒントを表示するかどうかを決めます。
SnapBuffer : スクリーンスナップの距離を指定します。
Tag : 整数値をコンポーネントの一部として格納します。
TBDockHeight : コントロールが垂直方向にドッキングされたときのコントロールの高さを指定します。
Text : コントロールに関連付けられているテキスト文字列を保持します。
TileMode : Tile メソッドが呼び出されたときに MDI 子フォームがどのように配列されるかを表します。
TransparentColor : フォームの色を透過色にするかどうかを指定します。
TransparentColorValue : TransparentColor プロパティが true のときに,フォーム上に透過に表示される色を指定します。
UndockHeight : コントロールがフローティングウィンドウ状態のときのコントロールの高さを指定します。
UndockWidth : コントロールがフローティングウィンドウ状態のときのコントロールの幅を指定します。
Visible : フォームを画面上に表示するかどうかを決めます。
WheelAccumulator : マウスホイールの回転を累計します。
WindowHandle : コントロールのウィンドウハンドルへのアクセスを提供します。
WindowMenu : MDI 親フォームの[ウィンドウ]メニューを指定します。
WindowState : 画面へのフォームの表示の仕方(通常、最小、最大)を表します。
WindowText : コントロールのテキスト文字列を保持します。
[メソッド]
AlignControls : フォーム中の指定した四角形内のすべての子コントロールを整列させます。
ArrangeIcons : 最小化した MDI 子フォームのアイコンを整列させます。
Assign : ほかの類似オブジェクトの内容をコピーします。
BeginDrag : コントロールのドラッグを開始します。
BringToFront : コントロールを親コントロール内のそれ以外のすべてのコントロールの前に移動します。
Cascade : MDI 子フォームを重なり合うように再配置します。
ClientToParent : クライアント座標を親座標に変換します。
ClientToScreen : 点のクライアント領域座標をグローバルな画面座標に変換します。
Close : Close は,フォームを閉じます。
CreateNew : 新しいフォームを作成および初期化します。
DefocusControl : フォーム上のコントロールからフォーカスを解除します。
Destry : コンポーネントとその所有コンポーネントを破棄します。
DisableAutoRange : 自動スクロールを使用不可にします。
Dock : ほかのウィンドウへのフォームの自動ドッキングを処理します。
Dragging : コントロールがドラッグ中かどうかを指定します。
EnableAlign : DisableAlign メソッドでインクリメントされた参照カウントをデクリメントし,最終的に子コントロールを再位置揃えします。
EnableAutoRange : 自動スクロールを再び使用できるようにします。
FocusControl : フォーム上のコントロールにフォーカスを設定します。
Focused : コントロールに入力フォーカスがあるかどうかを判別します。
GetFormImage : フォームのビットマップを返します。
GetTabOrderList : コントロールのリストをタブ順で作成します。
Hide : コントロールを非表示にします。
IsShortCut : フォームにフォーカスがあるときにショートカットキーを処理します。
MakeFullyVisible : 指定したモニタでフォームが完全に表示されるようにします。
Next : フォームシーケンスの次の子フォームをアクティブにします。
Previous : フォームシーケンス内の前の MDI の子フォームをアクティブフォームにします。
Print : Print は,フォームを印刷します。
Refresh : 画面上にコントロールを再描画します。
Release : フォームを破棄し,関連付けられているメモリを解放します。
ScrollInView : スクロールウィンドウコントロールの可視領域にコントロールをスクロールします。
ScrollBy : コントロールの内容をスクロールします。
SendCancelMode : フォームのモードを取り消します。
SetFocus : フォームにフォーカスを設定します。
SetFocusedControl : フォーム上のコントロールにフォーカスを設定します。
Show : コントロールを可視にします。
ShowModal : フォームをモード付きダイアログとして表示します。
Tile : MDI 子フォームをすべて同じサイズになるように配列します。
Update : コントロールを更新します。
WantChildKey : フォームが自分の所有するコントロールに対するキーボード入力を処理するかどうかを示します。
[イベント]
OnActivate : フォームがアクティブになったときに発生します。
OnCanResize : コントロールのサイズを変更しようとしたときに発生します。
OnClick : ユーザーがコントロールをクリックしたときに発生します。
OnClose : フォームを閉じたときに発生します。
OnCloseQuery : 問い合わせを終了しようとしたときに発生します。
OnConstrainedResize : サイズ変更の制限を調整したときに発生します。
OnContextPopup : ユーザーがコントロールを右クリックしたときや,それ以外ではポップアップメニューの呼び出し(キーボードの使用時など)の際に発生します。
OnCreate : フォームを作成したときに発生します。
OnDblClick : マウスポインタがコントロール上にある間にユーザーがマウスの左ボタンをダブルクリックしたときに発生します。
OnDestory : フォームが破棄されたときに発生します。
OnDeactivate : フォームがフォーカスを失ったときに発生します。
OnDragDrop : コントロールに別のコントロールがドッキングされたときに発生します。
OnDragOver : コントロール上に別のコントロールがドラッグされると発生します。
OnEndDock : オブジェクトのドッキングか,ドラッグの取り消しによってオブジェクトのドラッグが終了したときに発生します。
OnEndDrag : オブジェクトのドロップかドラッグの取り消しによってオブジェクトのドラッグが終了したときに発生します。
OnHelp : フォームがヘルプ要求を受け取ったときに発生します。
OnHide : フォームが画面から隠されるとき(フォームの Visible プロパティが false に設定されたとき)に発生します。
OnMouseActivate : 親フォームがアクティブでないときに,ユーザーがマウスポインタをコントロール上に置いてマウスボタンを押したときに発生します。
OnMouseDown : ユーザーがマウスポインタをコントロール上に置いてマウスボタンを押したときに発生します。
OnMouseMove : ユーザーがマウスポインタをコントロール上に置いてマウスポインタを移動したときに発生します。
OnMouseUp : ユーザーがコンポーネント上にマウスポインタを置いて押したマウスボタンから指を離したときに発生します。
OnMouseWheel : マウスホイールが回転したときに発生します。
OnMouseWheelDown : マウスホイールが下に回転したときに発生します。
OnMouseWheelup : マウスホイールが上に回転したときに発生します。
OnPaint : フォームが再描画されたときに発生します。
OnResize : コントロールのサイズが変更された直後に発生します。
OnShortCut : ユーザーがキーを押したときに(OnKeyDown イベントの前に)発生します。
OnShow : フォームが表示されたとき(フォームの Visible プロパティが true に設定されている場合)に発生します。
OnStartDock : DragKind が dkDock に設定されているコントロールのドラッグをユーザーが開始したときに発生します。
OnStartDrag : ユーザーがコントロール上でコントロールまたはコントロール内のオブジェクトを左クリックしてドラッグを開始したときに発生します。